待ちに待った新しい車いす。乗り始めて1か月ほどが経った。1年ほど前から作り変えようとは思っていたのだが、どのような形にするか決められずにいたのと業者をどこにするか悩んでいた。
「もうちょっとシーティングを変えたら、身体が楽だと思うんだけど」と担当のPT(理学療法士)さんから言われていた。確かに、6・7年前の体の状況からしたらかなり違う。もうそろそろ限界かもと思い、知り合いの人に教えてもらった工房輪さんにお願いすることにした。これがベストセレクトだった。あれこれわがままを聞いて作製してくれた。フル電動で小回りが利いて、しっかりとしたシーティングしてあるもの。
このメーカの車いすにティルト&リクラをつけたのは初めてだったそうで、新たな技術を開拓させてしまった。おかげで乗り心地は抜群、疲れも軽減された気がする。新車にしてから初めてリハビリにいったとき、「今までと体が違う、動かしやすい」と言われた。筋緊張がかなり軽減されたらしい。行くたびに「この車いす(私の身体に)合ってるよね」と言われる。
車いすだけ見ると「どんだけ重度障害者のだよ」と思うような車いすの形をしているけど、これが私の今の身体には必要なんだなと思う。まだまだ活動するために自分の身体と向き合いながら進んでいく。
私のハチャメチャな活動や行動に付き合ってくれる人たちに感謝!
— TAESSAY VOL.12 —